フィリピン政府、観光収入の成長を継続的に予測  

フィリピン政府は、今年の初めの好調なスタートを受けて、観光業が引き続き成長するとの見通しを示しています。マラカニアン(フィリピン大統領府)の発表によると、2023年1月の観光収入は653億ペソ(11億ドル)に達し、パンデミック前の水準を超えました。政府関係者は、移民手続きの効率化がこの成果に寄与しており、今後さらに成長すると予測しています。

観光省(DOT)によると、1月と2月にフィリピンを訪れた観光客は110万人以上に達しました。到着者数の増加は、広範な経済回復の前向きな指標と見なされており、政府は観光インフラとサービスのさらなる改善を通じて、この勢いを維持することを目指しています。 

観光成長は治安と安定性に関連  

マラカニアンは、観光客数の増加がフィリピンの安定した治安状況を反映していると強調しました。大統領報道官のクレア・カストロ氏は、到着者数の増加が外国人旅行者がフィリピンを安全だと感じていることを示していると述べました。この点を、治安の悪化を主張する批評家への反論として位置づけています。

大統領報道官のクレア・カストロ氏は、月曜日にマラカニアン宮殿で行われた記者会見でこの発言をしました。(出典:RTVM)

政府関係者は、安定した治安環境が訪問者を引き付け、観光セクターへの投資家信頼を高める鍵であることを強調しました。観光省(DOT)は、同国の自然景観や文化遺産を活用し、安全で魅力的な目的地としてフィリピンを宣伝し続けています。

統合リゾートの拡大:観光業を後押しする新プロジェクト  

政府は、統合リゾート(IR)開発にも観光業成長の推進力を期待しています。フィリピン娯楽・ゲーム公社(PAGCOR)は、2025年までにエンターテイメントシティに新しい施設を開業予定であると発表しました。セブとボラカイでの追加プロジェクトは2026年に、中央ルソンの経済特区は2027年に予定されています。

政府関係者は、これらの開発が外国からの投資を引き付け、雇用を創出するために重要だと見ています。統合リゾートセクターはすでに国の経済成長に貢献しています。  

治安問題への対応

マラカニアン宮殿は、ダバオ市長のセバスチャン・ドゥテルテ氏が最近、政府の甘い態度が治安悪化を招いていると述べたことについても言及しました。カストロ氏は、この発言を否定し、ドゥテルテ氏はまず自らの市内の治安問題に取り組むべきだと述べました。

また、犯罪捜査・発見グループ(CIDG)の報告を指摘し、ダバオ市での犯罪統計が過去に誤報された可能性があることを示唆しました。カストロ氏は、同市の新しい警察指導部が今後、より正確な犯罪データを提供することを確約したと述べました。

政府は、地方自治体の役人に対して、責任の押し付け合いではなく、国家政府と協力して治安の課題に取り組むよう呼びかけています。カストロ氏は、治安の維持が共通の責任であり、観光成長と経済の安定を持続させるために不可欠であると再確認しました。

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