首相ロバート・アベラ氏、SiGMAグループ新本社の開所式に出席

執筆者 Katy Micallef
翻訳者 : Mizuki Ishida

ロバート・アベラ首相は、経済・企業・戦略プロジェクト担当大臣シルヴィオ・スケンブリ氏とともに、SiGMAグループ創設者エマン・プリス氏、マルタゲーミング庁(MGA)CEOチャールズ・ミッツィ氏、Gaming Malta の最高責任者であるアイヴァン・フィレッティ氏らとともに、SiGMAグループの新マルタ本社の開所式に出席しました。

訪問の中でアベラ首相は、このステップがSiGMAにとってだけでなく、マルタ経済にとっても重要であることを強調しました。

「本日は、SiGMAの新オフィスを目の当たりにするだけでなく、我が国の野心とビジョンを反映した経済的成功を祝う機会でもあります。iGaming業界はマルタ経済の柱の一つであり、確かな規制、技術革新、そして優れた人材を通じて、私たちは今後もデジタルゲーミング分野におけるリーディングセンターとしての地位を強化し続けていきます。」

アベラ首相はさらに、「今回の投資は、マルタのゲーミング業界にとって前進である」と述べ、SiGMAのマルタにおける存在感を強化するだけでなく、国際会議産業の大きな可能性を示すものだと語りました。また政府はすでにこの成長を後押ししており、新たなカンファレンスセンター建設の計画を進めていることを明らかにしました。これにより、質の高い観光と経済発展の両面でマルタをさらに活性化させていく方針です。

SiGMAグループ創設者のエマン・プリス氏は、マルタにおけるこの新たなフェーズへの突入に対する期待感を語り、「マルタオフィスの規模が2倍に拡大した」と述べました。さらに今年は、ベオグラードでのプレゼンス強化に加え、インドのノイダに新設されたオフィスでの事業拡大も進めていることを明らかにしました。来年には、キプロス、マニラ、サンパウロへの拠点拡大も計画されています。

「この10年間で、業界から10万人の参加者を惹きつけることができました。これは私個人としても非常に誇りに思うマイルストーンです。これからの10年では、真のオーソリティとして、世界中の少なくとも100の政府や規制機関と関係を築いていきたいと考えています」と語り、SiGMAではその目標に向けて新しい専門部署を設立したことも明かしました。

SiGMAグループは、マルタの小さなオフィスからスタートし、現在では世界各国に250人以上の社員を擁する国際的な組織へと成長しました。今年だけで、SiGMAは7つの主要なイベントを開催予定で、その中には、9月にマルタ・メディテラニアン・ハブで開催されるSiGMAヨーロッパ・地中海や、11月にローマのフィエラ・ローマで行われるSiGMA中央ヨーロッパが含まれています。

さらに、エマン・プリス氏は次のように続けました。「今後10年間で、SiGMAは最も野心的な成長段階に突入します。アメリカ合衆国、アジア、アフリカ、中東の複数の都市でのプレゼンス拡大を計画しており、同時にさらに多くのイベントを開催し、ラスベガスを含む新しいオフィスを開設する予定です。私たちの目標は明確です。この分野で世界トップ3のリーダーとなり、マルタをこのセクターの主要な拠点として誇りを持って代表することです」と語りました。