英国ギャンブル委員会は、昨年3月にIntouch Gamesがコンプライアンス評価を受けなかったとして、610万ポンドの罰金を科した。これは、事業者による度重なる規制違反に続くものであった。2019年には220万ポンドの罰金が科されたが、2021年には340万ポンドの罰金が科された。
顧客との適切なやり取りができていない
当局は、リスク要因に対処するための適切な方針と手続きがIntouchによって実施されなかったため、マネーロンダリングとテロ資金供与のリスク評価を実施した。それによると、リスクの高い顧客との適切なやり取りができていなかった。
不規則なプレイパターンでフラグを立てられた顧客が、7週間経過後に会社によって追跡されるという事件が報告された。別の報告書によると、事業者は高リスク顧客としてフラグを立てられたにもかかわらず、顧客の月収を確認しなかった。
英国ギャンブル委員会
UKGCのオペレーション担当エグゼクティブディレクター、Kay Robertsは次のように述べている。 「この事業者の失敗の履歴を考慮すると、計画していたコンプライアンス評価を実施したときに大幅な改善が見られると予想していました。残念ながら、多くの改善がなされましたが、まだやるべきことが残っていました。この610万ポンドの罰金は、失敗が繰り返される場合にはエスカレートする強制措置を取ることを示しており、すべてのライセンシーはこのことを強く認識すべきです」 と彼女は付け加えた。
前歴
Intouchは2001年に陸上ベースのスロットマシンおよびジュークボックスメーカーとしてスタートした。現在、Intouch Gamesは世界中のプレイヤーやB2Bパートナーにiゲーミングソリューションを提供するテック企業となっている。
Intouch Gamesには成功したカジノブランドが8つあり、世界中で500人以上のスタッフが働いている。同社は最初のオンラインブランドであるmFortuneを2007年にルーレット、ポーカー、スロット、ブラックジャックの4つのゲームで立ち上げた。
